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「自然に身を任せる」こと

(投稿日時 2006-05-22 21:54)

剣の扱いかたのあるべき姿について解説した記事、「内田樹の研究室: 日曜日だから剣でも抜いてみよう」を読んだ。僕自身は真剣を持ったことは無いし、そもそも竹刀さえも振ったことはないのだけれど、まぁ言いたいことは分かった気がする。興味のある人は見て下さい。

弓道についても同様なことを読んだことがある。Paulo Coelhoの「The Zahir」の中の一節だったはずだけれど…いまパラパラと読み返しても見つからない。カザフスタンに行った後の話だったはずだが…まぁいいや。弓の扱いについても同じようなことが言えて、的を射ようとするときにも、的に照準を定めてそこに射ち込むという考えでは上手く行かず、矢の飛ぶべき所に矢を飛ばしてその先に的があるというのが正しい弓道の心得だとかそんなことを書いていた気がする。う~ん、この説明じゃちょっと語弊があるかも知れないけれど。まぁ自分の感覚としては分かった気がした。

で、蹴球のボールコントロールについても実は同じことが言えると思う。例えばボール裁きの上手い人ってのは、球の慣性をなるべく上手く利用して、少しだけ力を加えてあげるだけでボールを適した位置に持って行き、なおかつその行き先が自分の有利な方になるようにしている。小野伸二とか見てるとそういう感覚を持っているんだろうなーということはよく分かる。まぁこの辺はボールの触り方だけではなくて、自分の体勢の整え方までをも考慮して次の行動に繋がるよう動いていることも重要なんだろう。「自然な動き」とか「力を抜いて」とかいうのはまさにこの辺なんだと思う。ここまでは感じることはそんなに難しくない話。(まぁ実行はなかなか出来ないけど)

僕がいまいち把握できなかったのは、次の点。

武術をやってわかったことのひとつは「限界を越えるようなエネルギーはつねに相反するものが出会うときに発生する」ということである。

押し斬りと引き斬りを同時に行うときに斬りのエネルギーが発生するように、空間を走り続けようとする剣とそれを止めようとする人間が出会うときに、剣はその最大の力を発揮する。

「内田樹の研究室: 日曜日だから剣でも抜いてみよう」 より

蹴球に活用するならば、シュートなどの力強さに関連するのだと思う。実はキックの力強さというのは今の僕に決定的に足りないことで、この感覚がなかなか掴めなくて苦労していたりする。特に自分がドリブルなどで持っていて遠ざかっていくようなボールに対して力を加える時に、どうもやはり力を入れ切ることができない。そういう状況ではボールと自分の両者が同じ方向に向かって動いていて、「相反する力」というのが発生しないから難しいんだといえばそれでも説明にはなっているけれど、それだけでは強いボールが蹴れるようになるための答えにはならない、と。

じゃあどうしよう?ということなんだけれど…例えば僕がシュートの練習をするとすれば、ドリブルのコントロールに続いて地面からちょっと浮き上がらせたボールを蹴ると、結構力が稼げるのでこういう方法を取ったりする。これはボールの落下する動きに対して蹴りの衝撃を与え、「相反する動き」をぶつけることができるからだと捉えるべきか?? ただ普通の上手い人が蹴る時にわざわざボールを浮き上がらせないと強く蹴れないかと言うとそんなことはないので、これは最適解でないことが明らか。やはり先の引用にある通り、「押しと引き」を「同時に行う」ということが重要なのか?

ボールを蹴る動作に「押しと引き」の部分があるとすれば、それは足とボールの間ではない気がする。すると結局、脚の部分の動かし方ということになるか。可動部を考えると、膝か脚の付け根(若しくは両者)の運動の制御ということになるかもしれない。あぁ、制御といったら先のような「自然に動くべき場所に行くよう手助けをする」概念が感じられないので良くない(^^; まぁそういうことまでをも考慮した上での表現として理解して下さい…。

テニスのことについてもこれを適用しようとすると、さらにややこしい。「無理に力をかけることなく物を動かす」ということを考えて制御できるのは精々ラケットまでで、それが出来たとしても、さらに加えて「ラケットの面を適切な方向に向けてボールを相手コート内に叩き返す」という仕事が必要になる。これを制御するのは、相手の打ったボールの軌道を見極めて自分の位置を正確に取ることかな? しかし相手のボールは瞬時に来てしまうのでそれはなかなかできず、大抵の人はそこを力で捻じ伏せることになってしまう。

まぁこういうことをあんまり論理的に工学的に語ると、特に既にそういう能力を「自然に」身に付けた人からすれば気味悪さ(もしくは意味/効果のなさ)を感じるかもしれない。でもこういう能力を後天的に獲得するためにはそういった論理的で工学的な説明が必要になる気がしているので、僕としてはこういう類の解析には重きを置いているというか何というか。上手く締めようと画策したら逆に変だぞこの文。というわけで曖昧なまま終わり。

(当ブログ "sports :: soccer :: notes" カテゴリ 内の記事です)

Writebacks (コメント + トラックバック)

結論グダグダだ??(笑)

名前: MM

そう、完全にミスった(笑)
ぶっちゃけもとの文書を引用するだけで十分だった気がするorz

あと波線は文字化けるから気をつけてくれー。注意書き書かんとやっぱり駄目だなこりゃ(>_<

名前: shunkoh (author)

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