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J1-2006-09 清水エスパルス×浦和レッズ(エコパ)

(投稿日時 2006-04-24 01:19)

この試合はやはり用事があったので録画したものをテレビ観戦。うーん、それにしてもまさかの敗戦。これはかなり残念だ…。mini toto が外れたという意味でももちろん残念だが、今季初めて先制点を奪われ、今季初めて2失点を喫し、今季初めての退場者がそれも坪井、しかもどうやら試合後にポンテまでもがレッドカードを受けているらしい。非常にもったいない。とにかく次節さいたまダービーの大宮アルディージャ戦はこの2人が出れないわけだから、色々面倒が起こるだろう。そして何よりこの試合が今季初めての敗戦、それも相手が去年は比較的有利に戦っていた清水という結果。何事も万端には行ってくれない。

相手の清水は誰もが認める強力なツートップがやはり脅威。マルキーニョスは速い上にコントロールあり。チョジェジンは高さが強力。いつもの坪井‐闘莉王‐堀之内で始まった3人の守備陣が上手く対応してくれるだろうと思っていたが…。

【浦和レッズ布陣―前半】
――――ワシントン―――――
―――暢久―――ポンテ―――
―アレ――――――――平川―
――――長谷部―啓太――――
――坪井―闘莉王―堀之内――

前半23分、ポンテがファールを取られて異議を訴えていると、エスパルス側はすかさずリスタート。マルキーニョスにパスが出ると、堀之内が追いつけず、失点。2分後にも右からのクロスを(何故か)冷静にトラップするチョジェジン。何だこの余裕。間合いを上手く作られてしまったらしく、対峙していた堀之内も何故か飛び込めない。直後にチョジェジンが左足で蹴ると、転がったボールは反対側のポストに当たってゴール。瞬く間に2点差を付けられてしまう…。

この2失点は対応しきれていなかった堀之内に責任があるといってしまえばそれまでだし、もっと最終ラインが集中していれば、特に2失点目は早めに跳ね返して防げたようにも思えた。でも問題はそれだけとも言えない。ポンテがやったように審判に抗議をしてピンチを招いてしまうのも去年から続くレッズの問題だし、そもそもあの場面でレッズ側全体の緊張が緩んだことが良くない。そして運の悪いことに、清水はその穴を見抜いて、したたかにゴールを決めてしまった。こう悪い所が重なってしまうと、試合が厳しくなってしまうということか。もちろん清水の攻撃陣2人の強さも見逃せないけれど。

で、相手に先制された上に、一気に2点も引き離されてしまったレッズ。清水は攻守の切り替えが早く、後ろの2ラインが素早く引いてきっちりスペースを埋めているので攻めにくそうに見える。前々から言われる通り、レッズは引いた相手に対して効果的な攻めを作ることができるのか、それが試される時がとうとう来てしまった。今季の第6節でも、極端に守備重視の陣形の名古屋に対して、レッズは無得点に終わっている。先制された試合でもいい攻めを繰り広げる強さを見せて欲しいところ。

そんな中、ペナルティエリア内での山西‐ワシントンの競り合いで、山西が押したということでPKの判定になる。山西は確かに押しているよに見えるけど、でもやはりPKは厳しすぎるかなぁという印象だがまぁエリア内のプレーだからファール取ったらPKになるしかない。「urawa-reds.org」にもその場面の動画が掲載されている。ワシントンが自分でPKを決めて1点差に詰め寄る。そのまま前半終了。

後半はじめに平川→内舘の交代があり、闘莉王のボランチがついに実現。今は何故か撤去されてしまっているが、某飲料製品のインタビューでも言ってた通り、ボランチは彼自身やってみたかったというポジション。清水みたいなツートップ相手には闘莉王もバックから駆け上がるタイミングがないし、面白い試み。配置は以下。

【浦和レッズ布陣―後半開始時】
――――ワシントン――――
――長谷部――ポンテ―――
―アレ―――――――暢久―
―――闘莉王―啓太――――
――坪井―堀之内―内舘――

闘莉王が前に出てくるのは面白いのだけれど、ただ「坪井‐堀之内‐内舘」のバックラインが組み立ての時にちょっと怖いとも思った。

しばらく見ていると、ボランチが闘莉王‐啓太だと思ったけれど、いつのまにか闘莉王が上がりっぱなしになる。それだけでなく、啓太も果敢に攻撃に絡んでくる。中盤が薄くなるから、清水のカウンターが出なければいいのだが…上下が激しくなって、後半の最後には少し苦しくなるかもしれないと思った。それでも何とか頑張って欲しいが。そう思っている矢先に、うーん、坪井が黄紙を受けてしまう。坪井のファールはしょうがないけれど、やはりこの布陣だと後ろへの負担が大きい。それにしてもマルキーニョスの動きはやはり怖い。

レッズの猛攻。62分、ワシントンのスルーパスからアレックスが抜け出して西部と1対1になるが、西部を避けきれずに引っ掛かって取られてしまう。倒れたアレックスへ家本がシミュレーションの判定。呆れた…アレックスは何もアピールしていないけれど、ルール的にはあれは流せないんだっけ? 去年もこのことが気になったことがあるけれど、そういえば結局何も調べていない。ナビスコ杯の千葉戦で闘莉王が退場になってしまった場面だが。

3-3-2-2的な感じで闘莉王が相当高めの位置に。啓太への負担が激増しそうと思ったらその直後の後半20分、兵働との競り合いに遅れて当たってしまい、黄紙を受ける。まぁ啓太は今季初の警告。いつもより相当ゆっくりなペースだから良いことにしておくか…。

【浦和レッズ布陣―後半20分台】
――ワシントン―闘莉王――
――長谷部――ポンテ―――
―アレ―――――――暢久―
―――――啓太――――――
――坪井―堀之内―内舘――

テレビの解説で岡野が用意しているとの情報が入った。交代は恐らく暢久だろうが、暢久を下げてしまうと守備バランスが崩れそうだと思った。僕としてはポンテのところにエスクデロを入れたいと思ったけれど、どう転ぶか。そうこうしている内に、後半28分に最大の得点機が訪れたけれど、どうしても決まりきらない。とんでもないほどの数のエスパルスの選手がゴール前で死守しており、最後も結局ポストに阻まれる。

清水は堅守が特徴だとはいえ、1点リードのままガチガチに守って勝とうとしてくる姿勢は極端だと思った。J's Goalのレポートでは6バックという表現もされている。確かに右の市川も左の山西もゴール前に絞っていて、サイドは兵藤や杉山、マルキーニョスが埋めていた感じだった。前半にあれだけ怖い攻めをしていた清水が、後半はこれだけ引いて攻撃の回数がガクっと減り、全くといっていいほど失点の心配がなくなった。もちろん守備陣が集中しなおして、カウンターを未然に防いでいたのも大きい。しかし、この守備を崩すのはあまりにも難しいように思えた。

アナウンス通り暢久のところに岡野が入り、さらにギドは啓太を外して黒部を投入する判断を下した。どんだけ前のめりだよ。中盤が薄くなりそう。防波堤は誰になるんだ? 長谷部? かなり不安な布陣。多分堀之内も相当上がってた。

【浦和レッズ布陣―最後の10分】
――黒部―ワシ―闘―ポン―― =4トップ!?
――――――――――――――
―アレ――――――――岡野―
―――――長谷部――――――
――坪井―堀之内―内舘―――

当然のことながらロングボールをゴール前に送る形ばかりになるが、清水も青山とか市川とか高木がいてなおかつ斉藤とか入れてるし、なかなか高さで有利というわけにもいかず、どうも得点の匂いがしなかった。さらに元レッズなGK西部も良いプレーをしていて、ことごとく攻撃を撥ね返してくる。そして点は動かないまま試合終了。

いや、その前に重大な事故が起こってしまった。前のめりな布陣の中、広範囲を見て対処していた坪井が早めのプレスを仕掛けて相手のボールを突こうとしたところで遅れてしまい、相手の足を蹴って2枚目の黄紙を受け、退場になってしまった。もうこれはしょうがないとしか言いようがないのだけれど、あの布陣はあまりにも後ろの負担が多すぎて、そのわりに前の崩しも出来なくて、お粗末な作戦だと思った。よっぽどサイドからの崩しを使った方が得点できそうな気がするのだけれど、これ如何に。

坪井はよく頑張って支えていたから退場になったとは言え文句が言えない。でも次節は出場停止になってしまうわけで、守備陣3人をどう組み合わせてくるのか難しくなってしまった。特に坪井は守備に弱いアレのカバーを担当していたので、中々代わりを任せるのは難しい。内舘を入れてくるのか、もしくは細貝が来るかもしれない。近藤や南がいきなり来ることはなさそうか。あるいは4バック…とも思ったけれど、左の2人が相馬とアレだったら結局ザルディフェンスのままだし(←失礼?/苦笑)、それ以外に左サイドバックの適任がいないのでそれはないかな。

中断前の直近の3試合に関する展望。まずはやはりあまり効いていない右サイドの活性化が課題かなと僕は思う。ヒラがなぜ余り使えていないのは何故だろう? ヒラ自身の調子の問題なのか? もしかしたら長谷部が左寄り過ぎるということも関係があるのかもしれないけれど、でも長谷部が中央にいたらそれこそ仕事が出来ない。すると啓太が中盤であまり絡んでこないのが問題ということになるか。そもそも啓太が下がり気味なのはもったいない。もっと上がって欲しい。一方で啓太は上がっていった闘莉王のカバーも気にしなきゃならないわけで、なかなかタイミングが掴めないのが難しいところ。あとポンテが意外とキープできていないので右が使いづらいという面もあるかもしれない。とにかく、今のレッズにはもっと左右両方から揺さぶる意識を持ってほしいなぁ。それが出来て初めて相手のゴール前も空いてくるわけだし。ヒラの復調にも期待しているけれど、腰痛でずっと戦列を離れている永井もいい加減戻ってきて欲しいなぁ。

あとは中央でのいわゆる「決定力」の問題。横山がトップに入ったらアレの放り込むクロスに飛び込んでゴールを決めてくれそうなんだけれど、いかんせん他の選手を外すだけの技量があるわけでもないし、難しいか。ポンテが出場停止になるけれど、そこに入るのは恐らく伸二、もしくはエスクデロといった所になってしまうと思う。そう言えばそもそも黒部よりも横山の方が先に出てくることはなさそうだな…。

試合終了後にもポンテが2枚目の黄紙を受けたらしく、記録上は退場処分。このため次節は出場停止。経過はよく分からないのだけれど、もったいなさすぎる。審判への異議で退場者が続出し、自ら苦しい戦いをする羽目になった去年の反省から、今年からレッズでは審判への異議で警告を受けた場合、クラブに罰金を払うことになった。ここで初の適用者が出てきてしまうとは…。

何だか思うところがありすぎて、やたらと量が多くなってしまった…その割に情報密度が薄いな。時間を浪費したのも馬鹿げている。反省。でも書かずにはいられなかったこの試合。

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