化学肥料と有機肥料
(2005/08/26 追記) この記事は、化学工学序論のレポートで硫安の製造方法について 調べていた時に思ったことを書いたものです。 (追記ここまで)
自分は基本的には化学肥料推奨派。 推奨派っていう言い方も違和感あるが、とにかく反対派ではない。
化学肥料は、作物が栄養を極限まで取りやすいように設計され、 作物にとって無駄な成分が全く入っていない肥料である。 無駄のないように製造工程が設計されているため、 製造における環境負荷はほとんど無いと言って良いだろう (←使用上の環境負荷については定かでないが、 明らかな毒性のあるものは製造できるはずがないので無視することにする)。 また製造工程が単純化され、大量生産が可能であることから、 価格競争の面で有利であり、人口増加に対応するためにも必要不可欠な製品だ。
このように化学肥料を支持する人間には具体的な理由があるのに対し、 化学肥料反対派の人の考えは、 「『化学製品』であるからこそ安全性が信用できない」というものが 多いように感じられる (←その他の具体的な問題点を聞いたことがない)。 化学肥料に具体的な問題点があるというなら、ぜひ聞いてみたい。
最近の商売では「有機栽培」を強調するのが定番のようだが、 この動きは消費者を騙しているものとしか考えられないので腹立たしい。 有機栽培にどのようなメリットがあるのかを説明できる広告主(企業)は存在するのだろうか。 値下げによって競争する能力がないのを誤魔化しているだけではなかろうか、 と思ってしまう。
販売している作物が「有機栽培」で作られたかどうかという情報は 環境配慮の表明として成立しない (←何で環境に良いのか分からない)。 一方で、「無農薬栽培」で作られたかどうかという情報は、 環境に配慮しているかどうかの指標になるだろう (←農薬の環境負荷は明らか)。
しかし、「有機栽培」と「無農薬栽培」の違いが分からない、 もしくはそれらの違いを考えたことがないという人は多いのだろう (←だからこそ、「有機栽培」を強調する商法が成立している)。 感覚だけで「有機栽培」と「環境配慮」を結び付けてしまう人には、 今一度本質を見極めて欲しいと思う次第。
さて、ここまでは今までの自分の考え方である(長すぎ:笑)
新たな発見
さきほど硫酸アンモニアについて調べていたところ、 有機栽培の利点について(一文とは言え)触れていた文書を読んだので、 それについて書きたい。
有機肥料は、~(略)~肥料成分だけを見ると含有率が低いので 能率がわるくなります。
しかし肥料成分では説明できない効果が認められています。 土壌中の有用微生物を増やし、土壌を活性化させて無農薬栽培を可能にするなど、 有機農業に最も重要な肥料です。
cf) 肥料を知ろう
なるほど、「有機肥料」の不必要な成分は、有用微生物を育てる力があるという見方ね。 それは考慮していなかった。
ただし、依然として環境配慮の視点で重要なのは「有機」か「無機(=化学製品)」かの違いではなく、 「農薬を使用している」か「使用していない」かということだけだ。 有機肥料は無農薬栽培を実施するための手段のひとつであり、 環境に配慮するために必要なものというわけではないし、 ましてや有機肥料を使っていれば環境配慮として十分であるなどとは言えない。
(当ブログ "life :: environment" カテゴリ 内の記事です)
どうもはじめまして。友人に紹介されて来ました(笑)
調べたところ化学肥料のデメリットがあったのでコピペしますね。
(1)資源枯渇の視点
たとえば、リン酸肥料の主原料であるリン鉱石は、すべて輸入しています。これまではアメリカからの輸入が多かったのですが、採り尽くしてしまい、今はモロッコ、中国、ヨルダンなどから輸入しています。将来、資源の枯渇が心配されています。
(2)エネルギー消費の視点
化学肥料は、製造する際に天然ガスや石油などのエネルギー資源を多く使用します。また、こうしたエネルギーの消費は地球温暖化の原因である炭素ガス(CO2)を発生させることになります。
(3)人体安全性の視点
化学肥料は植物の栄養分となり有機物質に変換されるので、私たちが口にする時点では肥料の影響はありません。心配があるとすれば、窒素、リン、カリウムといった栄養素以外の有害な物質が肥料に紛れ込まないかという点です。これを防ぐため、肥料については法律で規格が決められており、新しい原料を使った場合には、有害成分の分析ばかりでなく、実際に植物の栽培に使っても害がないかを国や地方自治体がチェックしています。
(4)環境汚染の視点
肥料に含まれる栄養素が、河川や湖沼に流れ出して水生の植物を異常に繁殖させる「富栄養化」の原因になることがあります。ただし、肥料は本来は植物に吸収・利用されるので、環境に放出されるのは利用されない余りの分ということになります。適量を使用することで、環境に対する影響は最小限にとどめることができます。肥料を与えすぎると、環境に負荷をかけるだけでなく、作物の収穫量も落ちてしまいます。
参考元:http://www.kao.co.jp/corp/ecology/e6/colum/c28.html
化成肥料は一般的に水に溶けたら植物が吸収しやすい形の肥料分が含有しております。有機肥料と比較して、微生物活用の意図が少ないため、使い方によっては粘土のように水はけが悪く、固くしまり、植物の根がよく伸びない事があります。化学肥料を使い続けた大地は酸性化が進み、重要な微生物が弱って死滅し、土が痩せていく事があります。土壌中の微生物のバランスが崩れると、植物にとり病気を発生しやすくなると言えます。
参考元:http://www.green-flow-lab.com/Q&A.htm
などだそうです。
名前: M.M. posted at 2005/08/27 (Sat) 00:21:55