読書メモ「カフカ『断食芸人』〈わたし〉のこと」
そろそろ(というかぶっちゃけると今日)図書館に返さなくてはならないので、書くものがたまっている今日この頃だがとりあえずこの本に関して書いておく。と言ってもあんまり深い内容は書けなさそう。
- 本:三原弟平著「カフカ『断食芸人』〈わたし〉のこと」(みすず書房, 2005, ISBN:4-622-08135-9)
- 地元図書館にて借入 2006-06-20
- 初読 2006-06-20 ~ 2006-06-21
- 紹介ページ:みすず書房、みすず書房「理想の教室」シリーズ
本の紹介と感想など
この本では、著者が自ら訳したフランツ・カフカの晩年の短い物語「断食芸人」を初めの20ページに掲載し、それをもとに「講義」という形で解説を綴っている。第1回では作者カフカの情報を抜きにしたこの作品の読解、第2回ではカフカの情報を混ぜつつ彼の思想や人生の解説などが書かれている。最後の第3回では、カフカのようなタイプの物語/小説を書いていた日本人として葛西善蔵という人を取り上げ、カフカとの比較などをしている。まぁ何と評したら良いのか分からないが、とりあえず文学者ってこういうことをやってるのかーというのが読んでて得た感触。
まぁそんなことはどうでも良い。僕がこの本を読んで一番得たものは、間違いなくフランツ・カフカという人のやってきたことや性格、物語の特色などだ。正直言って僕はカフカについて知っていたことはほとんどなかったのだけれど、この点について色々と解説していたこの本は非常に参考になった。ものすごく大雑把に印象を書いておくと、カフカの考え方には非常に共感できるし、彼がやろうとしていたことと僕がブログなどでやろうとしていることは結構近いものがあるんじゃないかと思った。(まぁ普通ならどの点においてこう思ったのか書いておくべきなんだろうけど、いまいちまとまらないのでその辺りは中に浮かせたままにしておく)
「僕とカフカ」ということで、カフカと自分の接点について一度省みてみようと思ったが、これは別記事に分けることにする。とりあえず僕にとってカフカは何かと気になる存在(?)であり、この本の説明がある程度彼について知るきっかけになったということだけをとりあえず記しておく。
書評は検索の仕方が悪いのかあまり見当たらないのだけれど、以下など
- 「鯖書房読書部: 「わたし」の読み方」
- 「子安潤のインターネット圏」内のMagazine 311
(当ブログ "life :: books" カテゴリ 内の記事です)
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