読書メモ 森博嗣「ナ・バ・テア」
以下はただの自分の読書メモのような、ちょっとした感想を書いているような感じの雑記です。 書評が必要でしたら、 Amazon あたりを覗きに行くことをお勧めします。
- 本 : 森博嗣「ナ・バ・テア (None But Air) 」 (中央公論新社 中公文庫)
- 2006/01/13 購入(恵比寿アトレ内有隣堂)、2006/01/15 読了
この前の金曜日に目黒―恵比寿間を探索したと書いたけれど、 その日に恵比寿の書店にも寄っていて、 そこで新しいペンを買ったのと同時に、本屋も眺めてきた。 その時に見つけて買ってきたのが、この「ナ・バ・テア」という作品。
まずはここでちょっと自分が本を買うときのスタイルを記しておこうかなと思う。
僕が本を選ぶときは、大抵まずその本屋の棚に並んでいる本の表紙を眺めながら歩き回る。 その中でまず表紙の絵や写真、デザインなどで 気に入った/気になったものがあれば、手にとってみる。 そこでまずタイトルや裏表紙の説明書きに目を通し、 いかにも内容が詰まらなそうだと感じれば棚に戻す。 そうでなければ冒頭をサーっと流し読みして、文体が気にならなければ買う。 こんな手続き(?)を踏んで、僕は自分の読む本を選び分けていく。 この手続きを通り抜けた本は大抵自分の興味の範疇にあるもので、 今までこうして選んできた本たちは、全て自分のお気に入りになっている。
まぁこういった本の選び方に少し問題があるかもしれないということは、 自分でも少し感じている。 まず書店に並んでいないものには目を向けないわけだし、 そもそも表紙デザインというのは稀に書き手の希望に沿わないことがあるだろうから、 自分に合う本を見逃してしまう可能性がある。 まぁその辺り、僕の本選びにおける問題点については、別のところで考えることにしよう。
実はこの本を読み終わったあと、ネット上の書評を読んでみようかと思って、 一度ウェブを検索しかけたのだけれど、 それはやめて、まず先に自分の思ったことをまとめることにする。 書評を読んでるうちに分かってくることがあったり、 考えが変わってきたりすることがあるだろう。 その前に自分の第一印象を記録して残しておく必要があると思った次第。
こんなところで前書き終わり。以下この本に関するメモ。
まず、タイトル。 まぁお世辞にもこのタイトルは上手いとは言えない(苦笑) 本屋で表紙に惹かれてこの本を手にとった直後、 タイトルを見て、少し「怪しい本だな」と身構えてしまった。 とりあえず英語のタイトル自体は、物語の部分をだいたい的確に表していると思う。 でもなぜそれをわざわざカタカナに直したんだろう? そもそも、日本語で「(そこには)空気以外、何もない」とかでも、 十分魅力あるタイトルだと思うんだけれどなぁ(僕こそセンス無い?)。 作者に何か意図があったのか??
この本の主題は、生の意味(生と死)、 普通と狂気(=大人と子供)に関することが中心かなと感じた。 あとは一応プロフェッショナルの感覚みたいなことも伝えたかったのかも知れない。 基本的に、僕はこの本の発している意見には同調する。 僕がこの作者(森博嗣)の他にパウロ・コエーリョの作品を好んで読むことを考えると、 僕自身がどういう考えでいるのか分かってくれる人もいるかもしれない。 僕も思っていたけれど上手く言葉にはできなかったような思想を、 パイロットの話を織り交ぜて上手く表現してしまったこの作者の能力には尊敬。 羨ましいなぁと思ったり。
ところで、この作品の著者の考えの「まとめ」として重要だと思って メモしておこうと思ったところが何ヶ所かあったのだけれど、どこだったか? メモを取っておくべきだった。失敗した。 まぁ大体先に並べたようなこの本の主題と思えたところが 凝縮された場面のことだったと思う。 あとで思い出したら/見つかったら、書き足しておく。
この小説、物語としてはどうなんだろう。 何だか戦闘機の戦いの場面が多く見受けられるし、 ハードカバー版はアニメっぽい表紙絵が付けられていたようで、 そういう場面を中心と捉えて読んでしまうと、 見劣りする作品という評価を付けられるかもしれないなと思った。 僕にとっては、そういった戦闘機の話とかに関しては、 この物語のアクセントくらいにしか思っていないので自然に読めたのだけれど。 作者の思想を表明する部分の比重が大きいところは、うーん、物語としてはどうなんだろ。 その前に、物語って何だ? 物語がどうあるべきとかってことはあるっけ? 別に決まっていやしないか。よく分かんないから放置。
ただね、終わり方(チータが出てくるところ)が安っぽいような気がした。 この本の魅力を少し下げているようで気がかり。 でも別にこれはこれで悪くなかったのかもしれないとも思ったり。微妙な感じ。 まぁ僕がどうこういう立場じゃないし、 この部分だけで全体が台無しになるような大きな問題じゃないし。
吉本ばななが帯とあとがき(?)でこの作品にコメントしている。 本を売るための中公の戦略かと身構えてしまったけれど、 この方もこの作品を結構気に入っているらしく、一安心(?)。 ところで、吉本ばななって名前は聞いたことあるけど何者?と 世間知らずっぷりを披露してみる(爆)
結局何も言えてない気がするけれど、この辺で。
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- 2006/01/17 森博嗣「スカイ・クロラ」
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森博嗣のS&Mシリーズを今読んでる。
一作目の「全てがFになる」は面白かった。
今のところ第3作まで読んだけど、3作目は殺人事件の起こる前にトリックが全部分かってしまったのが辛かったわ。
名前: premier posted at 2006/02/21 (Tue) 03:15:33